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【渡邉美樹 経営者目線】青空卒業式・生徒に贈った言葉 学校経営者として「一日おき授業」を提言 (1/2ページ)

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため政府が行った「一斉休校要請」。私も、私立の中学高校の経営者(郁文館夢学園理事長)であり、対応の最前線にいる。

 今回の一斉休校の要請、文部科学省は「あくまで、要請」という姿勢だが実質は「強制」だ。ならば、1週間早い段階で「予告要請」があれば、学校現場も保護者もここまで混乱はしなかったと思う。3月は学校の締めくくりだ。学年末試験、卒業式と「延期」の選択肢がなく対応がより複雑化した。小さな子供の面倒を見る保護者も大混乱した。1週間あれば、いろいろ手が打てた。そもそも、私も国会議員の時は「物事が決まるのにこんなにも遅いのか」とその仕組みに批判的だった。

 しかし、それだけ独裁を牽制(けんせい)し、議会制民主主義を尊重し、あらゆる角度から意見を聞き、最良の道を選択していた。今回は専門家会議も一斉休校を提言しておらず、重要閣僚も決定を知ったのは突然だったと報道されている。国のトップは緊急時こそ、意見を聞き、決断し、しっかりと説明し、責任を自治体や学校に押し付ける「要請」ではなく、責任はすべて私が持つという「姿勢」を出すべきだ。

 郁文館では高校3年生を前に「青空卒業式」を行った。校庭で、しかも1回の人数も減らし、合計6回に渡って式をおこなった。さらに、卒業生とその保護者に手紙を書いた。できるだけのことはしたい。

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