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【榊淳司 マンション業界の秘密】マンション市場は“バブル崩壊”加速化!? そろそろ東京五輪「延期・中止」を想定した真剣な準備を (1/2ページ)

 ますます新型コロナウイルスの感染が広がっている。

 致命率などを考えると必要以上に恐れる必要はないのだが、WHO(世界保健機関)がパンデミックを宣言している限り、今さら季節性のインフルエンザと同様に扱うことはできなさそうだ。気温が上昇すれば終息する、という説もあるが、油断はできない。

 そこで、そろそろ真剣に考えなければならないのが東京五輪のことだろう。

 プロ野球やJリーグは開幕を延期した。春の選抜高校野球は中止となり、大相撲も無観客試合になった。

 仮に開催が実際よりも3カ月早い4月だったら、これはもう中止か無観客だろう。そもそも、入国自体に規制をかけている国からの選手団を受け入れられるのか、という根本的な問題もある。

 東京五輪の開幕は7月24日である。せいぜい5月の半ばにはコロナウイルスの世界的規模での終息が見えないと、開催は非現実的となる。

 その場合、日本経済への影響は計り知れない。

 私の専門分野であるマンション市場について、その影響を考えてみる。

 まず、東京都心のマンション市場は、そうでなくてもバブル崩壊の危機を迎えている。2019年10月の消費増税で、日本経済の成長はマイナスに転じた。マンション市場は新築、中古ともに18年あたりから動きが非常に鈍っていた。

 それが今回のコロナウイルス感染の広がりで、バブル崩壊が一気に加速化する可能性が高まった。すでに新築マンション市場では動きが止まっている感触がある。

 当たり前だが、多くの人を1カ所に集めるようなイベントは開けない。販売現場では動きが取りづらくなっている。

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