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【渡邉美樹 経営者目線】コロナ「失望」が最大の敵 ワタミ・カラオケ店最大手と大型提携 (1/2ページ)

 コロナウイルスによる経済危機が深刻だ。政府が「ここ1~2週間」とか「あと10日間程度」とか、「引き続き」とか、コマ切れに見通しや方針を出すやり方は良くない。トランプ大統領のように「7月~8月まで続くこともある」と、まず「最悪の見通し」を出すべきだ。「あと少し、あと少し」と期待をさせ長引く方が、打ち手が混乱し、精神的にも辛い。

 私は「1年は長引く前提で」と、役員に来期の戦略の大幅な練り直しを指示している。経済危機の今、経営者がやるべきことは3つしかない。(1)まず無駄な支出を抑え、現金を集め「守りを固める」、(2)次に「今、攻められるものを探す」、(3)そして危機後を見据えて「攻める準備をする」。

 ワタミも今まさにそうしている。いち早く中国から全面撤退し、無駄な支出を最大限おさえた。そして、この状況下でも攻められるもの、宅食需要は好調だ。ワタミの宅食は、栄養バランスを管理栄養士が考え、給食以上だと価値が認知され、お子さんをはじめ、新たな市場を開拓しつつある。幅を広げた商品開発やブランド戦略で攻めていける。外食事業も、生産者が在庫を抱えて困っていると聞き、できる限りワタミで応援したいと「緊急100円キャンペーン」を開始した。第一弾の「100円本マグロ」は完売の勢いだ。生産者とお客さま、両方から「ありがとう」を頂き、今後、食材を変え毎週続けていく。こうして、少しでも経済をまわすことには、大きな意味がある。

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