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【一生働く!】〈理解編〉社会とシニア(2) 自分の「居場所」確保が大切 (1/2ページ)

 リタイア後、シニアにとって何を生活の中心に置くかは大切なテーマだ。いわば自分の“居場所”を確保したいもの。しかし、うまくいかず孤独に陥る恐れもある。その対策とは。

 ■「孤独担当相」の誕生

 2018年、英国は世界でも例を見ない「孤独問題担当国務大臣(孤独担当相)」を創設し注目を集めた。同国の国会議員らで結成された「ジョー・コックス委員会」の勧告をもとに実現したものだ。

 ◆生きる価値観

 英国は総人口約6600万人中900万人ほどが「孤独」を感じており、さらにその3分の2が「生きづらさ」を感じているという(同委員会報告)。その結果、社会的活動や消費行動の低下などから、経済的損失は年間約4・9兆円にもなるというのだ。

 特に「高齢者の孤独」は先進国に共通した問題で、ますます対応が急がれる。孤独担当相の施策の中には「人々を結びつけるコミュニティー活動」への助成などが行われており、シニアにとって“居場所”がいかに大切かを示しているようだ。

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