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【定年後 難民にならない生き方】「オンライン飲み会」で介護の悩みを“共有” (1/2ページ)

 新型コロナウイルスの感染は拡大するのか、終息に向かうのか。見通しは未だ判然としない。3月19日夜に発表された政府の専門家会議の提言によれば、現在の状況は「持ちこたえている」が、その一方で、「爆発的な感染の拡大に引き続き警戒が必要」だという。見通しが立たない中での不要不急の外出自粛要請。その受け止め方は人によってもずいぶん異なる。

 「仮にかかったとしても、高齢者以外はさほどひどいことにはならないと聞くし、気にしていたら仕事にならない。ただし、手洗いはする」(58歳・男性)という楽観派から、「人ごみには極力出ないし、勤務先からも“会食禁止”と言われているのでほぼ自宅にいる」(54歳・男性)といった慎重派までさまざまだ。「自分たちのことはさほど心配していないが、同居の親に“万が一”があったらと思うと、気が気ではない」(45歳・女性)という声も耳にする。

 筆者も親の介護にかかわっている最中ではあるが、新型コロナ騒動以前から義父(91)は入院中で、義母(88)は有料老人ホームで暮らしている。

 病院、施設ともに2月下旬から面会は全面禁止となっていた。ただ、義父の転院先への移送や義母のもの忘れ外来往診の付き添いなどがあり、接点ゼロとはならない。もしも、そのときにうつしてしまったら…と考えると、心がざわつく瞬間も少なくない。だが、こうした戸惑いをストレートに表明することにも抵抗を覚える。線引きのスタンスが異なる相手との間に摩擦が起きるのも面倒なら、かくかくしかじかと事情を説明するのがおっくうなのだ。

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