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ヤフー親会社、打倒アマゾン・楽天に“次の一手” ヤマトと組んでEC事業を強化 川邊社長「ナンバーワンになる」 (1/3ページ)

 「eコマース市場でナンバーワンになりたい。当社は万年3位といわれてきたが、2位、1位の背中が近づいてきた」--。ヤフーの親会社であるZホールディングス(HD)の川邊健太郎社長は、3月24日に開いた記者発表会でこう強調した。

 ZHDは同日、ヤマトHDと業務提携に向けた基本合意書を締結。ヤフーが運営するECサイト「Yahoo!ショッピング」「PayPayモール」を対象に、従来は出店者が担っていた受注から出荷までの業務をヤマトHDが代行するサービスを6月30日に始めるという。

 出店者の負担を軽減して出品・販売のサイクルを加速し、取扱高を拡大することで、先行するアマゾンジャパンや楽天に対する競争力を高める狙いだ。

 ヤマトHDとの協業に加えて、両ECサイトから実店舗に送客するサービスを準備するなど、ZHD単独で出店者を支援する取り組みも始める。

 ◆ヤマトと組んで2種のサービスを展開

 ヤマトHDと組んで提供する出店者向けのサービスは、「フルフィルメントサービス」と「ピック&デリバリーサービス」の2種類。

 フルフィルメントサービスでは、商品の保管、受注、ピッキング、梱包、出荷、配送といった、商品の仕入れや販売を除くほぼ全工程をヤマトグループが代行する。ピック&デリバリーサービスでは、発送する商品の準備は出店者側が行うが、ピッキング、梱包、出荷、配送はヤマトグループが担う。

 これまでYahoo!ショッピングとPayPayモールでは、出店者が自社の倉庫で商品を保管したり、運輸業者に個別に配送を依頼したりする必要があった。そのため、受注から発送までに工数がかかる場合があり、翌日配送などのサービス面でアマゾンジャパンや楽天に後れを取っていたという。

ITmedia News

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