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【サラリーマンサバイバル術】結婚しても旧姓を使用したいけど…変更に応じなければならない? (1/2ページ)

 【Q】 入籍を控えています。営業として長く仕事をしてきて、取引先にも名前を覚えてもらっていますので、名字を変えたくありません。ただ、すでに結婚した女性の先輩たちは、自動的に夫の姓に変えられているようです。変更に応じなければならないでしょうか。(30代・女性)

 【A】 民法第750条で「夫婦は、婚姻の際に定めるところに従い、夫又は妻の氏を称する」と定められており、配偶者と別の姓を選択することは認められていません。どちらの姓とするか夫婦で決めますが、女性が96%変更しています。

 業務上の影響が想定されるのであれば、職場の運用上のルールで旧姓や通称として元の姓を使えるかどうか確認してみましょう。政府も住民票やマイナンバーカード、運転免許証と旧姓併記の対象を拡大しています。職場にルールがなくても、会社にとって不都合がなければ、使用が認められるように労働組合や人事・総務部門に相談してはいかがでしょうか。

 なお、法律面では、2015年12月に最高裁が民法の夫婦同姓規定を合憲と判断、同時に、制度のあり方は「国会で論じられ、判断されるべき」としました。18年6月にも野党が国会に法案を提出しましたが、与党が同意せず審議入りできていません。こうしたなか、全国各地で夫婦別姓訴訟が起こされ、地方議会で意見書の採択が進むなど、法改正を求める動きは活発です。国連の女性差別撤廃委員会からも改正するように繰り返し勧告を受けています。

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