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中小企業45社がコロナ破綻、更に増加も 4月は1週間で20社

 新型コロナウイルス感染拡大の影響による企業破綻が続出している。東京商工リサーチの統計では、7日時点で中小企業45社が経営破綻。破綻企業の所在地は25都道府県に及ぶ。

 訪日外国人客の激減や外出自粛が直撃した宿泊業や飲食業が目立つ。緊急事態宣言で経済活動のさらなる収縮は避けられず、破綻件数は一段と増える見通しだ。

 コロナ関連破綻の内訳は、倒産が20社、法的手続きの準備中が25社。業種別では宿泊業が12社と最多で、飲食業が7社、食品製造業が6社で続いた。地域別では関東が10社と最も多く、近畿が8社で続いた。

 破綻企業数は2月末時点では2社だったが、3月末時点では累計で25社に拡大。4月に入ってからのわずか7日間で20社も増え、中小企業の経営が急速に悪化していることを示した。東京商工リサーチの担当者は「感染拡大の終息は見えず、財務基盤が弱い企業を中心にさらに増えていくだろう」と話した。

 東京都と神戸市でタクシー、ハイヤー事業を展開するロイヤルリムジングループは、東京での事業を停止、運転手約600人も解雇した。神戸市の1社は事業を継続する見込み。東京での3月下旬の売り上げは通常の半分以下だったという。