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「産地直売」ネット通販が存在感! 外食産業“危機直面”で生産者ら活路求める (1/2ページ)

 新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、生産者と消費者をつなぐ産地直売のインターネット通販が存在感を増している。営業自粛で外食産業が危機に直面する中、販売先を失った生産者が活路を求め、参加が増えている。消費者側も混雑したスーパーを避け、新鮮な食材で食卓を楽しくしたいというニーズがあるようだ。

 「新型コロナウイルスの終息が読めません。夏や秋に向けて計画通りに作付けしていいのだろうか」-。東京都青梅市のハーブ農家、奥薗和子さんは話す。畑にはイタリアンパセリやオレガノが色鮮やかに育ち、出荷を待つ状態だ。市内に点在する7つの畑で50種以上のハーブや西洋野菜の栽培を手掛ける。

 販売先の6割がイタリア料理店など飲食店向けだったが、3月に新型コロナで取引が急減。逆に前月に比べ10倍以上に伸びたのが、産直ネット通販経由の売り上げだ。

 奥薗さんが登録したのはビビッドガーデン(東京)が運営する「食べチョク」。有機栽培にこだわる約850の生産者が参加しているが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で生産者から問い合わせが急増している。

 いったん物流センターに集荷するネットスーパーなどと違い、生産者が売りたい生産物をサイトに示し、購入した消費者に直接発送する仕組み。決済基盤や生産者と消費者が交流する掲示板なども提供する。奥薗さんは「操作も簡単で、栽培に集中できるのが助かります」と話す。

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