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【定年後・自走人生のススメ】定年後に「フリーランス」という選択肢 雇用契約に縛られない自由度の高い働き方 (1/2ページ)

 前回は、日本の労働市場に押し寄せている「変化の波」を取り上げた。

 その“波”とは、(1)人手不足(2)生涯現役(70歳定年)(3)働き方の多様化・柔軟化(4)健康経営(5)AI・ソサエティー5・0(6)就業形態の多様化(7)JOB型労働市場への転換(8)雇用の流動化-の8つである。(定年後研究所・ニッセイ基礎研究所共同研究『未来の労働市場変化と適応方策に関する調査研究』2020年4月より)

 これらのうち、「就業形態の多様化」は、雇用契約に縛られない自由度の高い働き方を実践する人が、最近増えてきているという。従来ある「フリーランスや個人事業主」に加え、都合のいい時間に単発の仕事を請け負う、さらに自由度の高い就業形態も登場してきた。いわゆる「ギグワーカー」と呼ばれる人たちである。最近、街中で見かける「ウーバーイーツ」の食事配達員が、その代表例だ。

 いま、労働市場では「中高年層の雇用の流動化」が進んでいるようだ。18年の転職者数は、329万人(対前年5・8%増)で、8年連続の増加という。年代別にみると、34歳までの若年層の転職者数が141万人(対前年3・7%増)であるのに対して、45歳以上の中高年層は124万人(対前年15・9%増)である。中高年層の増加の度合いが大きい。(総務省「2018年労働力調査年報」より)

 定年後を視野に入れた、早期のキャリアチェンジ志向が強くなりつつあることも影響しているのではないだろうか。その、新しいキャリアや就業形態の選択肢のひとつとして「フリーランスや個人事業主」がある。

 経済産業省の「労働市場の構造変化の現状と課題について」(19年4月)に、「会社員よりも、フリーランスや個人事業主の方が、満足度が高い」という調査結果が紹介されている。とくに「達成感/充実感」や「スキル/知識/経験の向上」という項目の満足度が、大きい=図参照。

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