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【榊淳司 マンション業界の秘密】“新型コロナ不況”は確実な情勢…住宅ローンが払えなくなったらどうする? (1/2ページ)

 新型コロナが不況を招くことは確実な情勢となっている。多くの人が収入を減らすことになるだろう。

 心配なのは住宅ローンだ。マンションをキャッシュで購入する人はごく少数。ほとんどの人は長期返済の住宅ローンを組む。最長の35年で組んだ人も多いと思う。

 そもそも、35年間もその時と同じかそれ以上の収入が継続する、という前提に立つこと自体に不自然さを感じる。そんなことを前提にできるのは公務員くらいのものだ。

 今回のように、日本人の多くが収入を減らすような不況がやってくると、ローン返済が滞る人が多くなる。収入ギリギリの返済計画を組んだ人は特にそうだ。

そうなった場合はそうすればいいのか。

 一番よくないのは漫然と何もしないこと。預金残高がローン返済の引き落とし額に満たず、「滞納」になってしまうと、あとは淡々と法的な手続きが進む。つまりは、3カ月程度で競売が申し立てられ、その後数カ月で強制退去となる。

 何かできるとすれば「滞納」になる前だ。まずは住宅ローンを借りている金融機関に相談すべきである。

 収入に合わせた返済計画に切り替えたり、返済を先送りするなど手段はいくつかある。ただ、返済額がトータルで減るようなことはない。あくまでも一時的な避難措置を講じてくれる可能性がある、というだけ。

それも、誰にでも適用してくれるようなルールがあるわけではない。あくまでも金融機関との話し合いで決まる。

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