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【こんな時代のヒット力】贅沢な生クリームのシンプルさを徹底追求! モンテール「モークリーム」 (1/2ページ)

 たっぷりのクリーム、ふわふわのシフォン生地だが、逆に言えばそれだけのシンプルな組み合わせ。それが半年で売り上げ累計150万個を突破した。2018年10月発売、モンテール(埼玉県八潮市)のカップケーキ「モークリーム」だ。

 構想は同年4月。「頑張った自分へのご褒美。そして、おいしさ以外にプラスアルファの価値を提供したかった」と、企画開発部商品企画課の上総壮介(かずさ・そうすけ)氏はいう。SNSによる写真映えだけでなく、自分の充実体験も共有するという“コトを求める”時流に対応する必要があるのだ。

 着目したのは、洋菓子の素材の中でも人気がある生クリーム。これをメインに食べてもらうカップケーキにし、フルーツやチョコなど様々な素材をトッピングしてアレンジ、デコレーションする楽しさの提供を、プラスアルファの価値と考えた。

 そのため、クリームとシフォン生地だけのシンプルな構成にした。たっぷりのクリームを最後の一口までおいしく食べきる味わいを目指した。原料の選定から始め、約8種類のクリームを様々なパターンで組み合わせて試作、食べ比べる。何十種類も試し、口溶けが良く後味がすっきりしたものにたどり着く。完成まで3カ月近くかかっていた。

 写真を撮る楽しさを提供するため、カップにこだわった。簡単なアレンジでも写真映えするように、デザインは牛を連想させるようなホルスタイン柄、見た目の可愛らしさとワクワク感を演出した。素材はチルドデザート売り場では珍しい紙カップ。表面に発泡加工を施し、柔らかい触り心地を実現した。さらに、アレンジした時に見栄えがすることから背を高くして、とことん見た目にもこだわった。

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