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【サラリーマンサバイバル術】コロナの影響で入社時期を繰り下げられた…給料は払われない? (1/2ページ)

 【Q】 3月に大学を卒業し、親元を離れて暮らしています。4月から新入社員として入社予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で採用が延期されてしまいました。貯蓄も少なく、4月の給料を当てにしていましたが、会社からは「まだ採用しておらず、働いていないのだから、給料は出ない」と言われてしまい、途方にくれています。 (20代・女性)

 【A】 会社が採用内定を出すということは、入社予定日を就労の始期とする労働契約が成立したということです。つまり、今回の質問で言えば、4月1日から開始される労働契約が、質問者と会社との間で交わされているということになります。従って、すでに質問者はその会社の労働者としての地位を有しており、入社予定日だった4月1日以降は、原則として給料が支給されなければなりません。

 また、採用内定後に、会社の都合で入社時期を繰り下げたり延期することは、すでに働いている社員の一時帰休と同じです。会社から社員に課せられた労働義務の免除、あるいは、労務の受領の拒否といえます。

 民法第536条第2項では「債権者の責めに帰すべき事由によって債務を履行することができなくなったときは、債権者は、反対給付の履行を拒むことができない」とし、労働基準法第26条では「使用者の責に帰すべき事由による休業の場合においては、使用者は、休業期間中当該労働者に、その平均賃金の百分の六十以上の手当を支払わなければならない」としています。

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