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【渡邉美樹 経営者目線】小池都知事の4年前の公約に注目すべき 議員公用車も廃止せず…改革は本来「無私」 (1/2ページ)

 私は政治家として「0点だった」と総括し、再出馬を見送った。それは「財政再建」や「脱原発」という自らが掲げた公約が、実現できなかった「自己評価」である。

 東京都知事選(7月5日投開票)まであと約1カ月となった。小池百合子都知事の4年前の公約を見直した。満員電車ゼロ、電柱ゼロ、残業ゼロなどを掲げていたが、何を実現したのか、伝わってこない。

 自民党も小池氏への対抗馬も出さない見通しだが、都議会自民党を「敵」としていた小池氏であり、政治理念が違うからこそ「都民ファーストの会」や、「希望の党」を作ったはずであり、今回自民党に推薦や協力を求めるのか注目だ。一般的に、首長選挙の場合、反自民の候補が当選しても、2期目に与野党相乗りになる傾向がある。それは本質、戦わない証拠である。本当の改革は「敵」との戦いだ。

 私も2011年に都知事選に出馬したが、当時は東日本大震災の危機対応を理由に、「テレビ討論会」がほとんど行われず、候補者の「政策」に有権者の関心が向かないまま、投票日を迎えた。

 現職の選挙戦略としては、それは有利だろう。しかし、4年前に掲げた公約の実現度合いや、コロナ対応以外の政策も、今回の都知事選では、しっかりと議論して欲しい。

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