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JR東日本、無人コンビニを4年で100店舗体制に拡大へ

 新型コロナウイルス流行を受け、JR東日本が無人コンビニエンスストアの出店を加速させる。無人コンビニは店内のカメラで手に取った商品を識別し自動精算する仕組みで、対面接客が不要なのが強み。衛生意識の高まりを追い風に、4年以内に100店舗体制に拡大する。

 今年3月に山手線新駅として開業した「高輪ゲートウェイ駅」に1号店を出店した。店舗の開発はJR東系列の「タッチトゥゴー」(東京)が担当。店内に設置した約50台のカメラで客の動きを正確に把握し、レジを無くして出口を通過する際に交通系ICカードをかざすだけで決済できるようにした。

 今後は「ニューデイズ」などグループ内のコンビニに導入するほか、外部の小売店にも運営システムを提供する。商品補充や陳列を担う店員のみで運営できるので、人件費を大幅に削減できるのが利点だ。人手不足に悩む地方での需要も見込んでいるという。

 お釣りの受け渡しがなく、新型コロナの感染リスクを抑制する効果も期待できる。タッチトゥゴーの阿久津智紀社長は「想定以上に引き合いが増えた」と話す。無人コンビニ以外でも病院や商業施設に対し、入場者数を自動で一定数に制限するシステムの提供も積極的に進める。当初計画より事業展開のスピードを引き上げる。

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