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マスクの自販機に大行列! グンゼやライトオンも参入して盛り上がるマスク市場 (1/4ページ)

 新型コロナウイルスの感染拡大で苦境に追い込まれているアパレル業界が、衣服製造のノウハウを活用して、洗って何度も使えるマスクに進出している。ミズノの水着マスクやアルペンの冷感マスクなどは軒並み好調だ(関連記事:“アベノマスク”は不要? アパレル大手の夏向けマスクが軒並み好調なワケ)。

 今回は、マスクに商機を見い出し、ユニークな商品を開発しているさまざまな企業の取り組みをジャーナリストの長浜淳之介氏がレポートする。

 ◆ノベルティとして配布

 スラックス専業の老舗であるエミネント(東京都中央区)では、スラックスの端材を使ったマスクを長崎県松浦市の主力縫製工場で生産。一部350円(税別、以下同)で販売もしているが、基本は百貨店などの売り場で商品を購入したお客に配布するノベルティとする方針だ。また、海外の展示会に出品した際、入場者への返礼品としても活用している。「廃棄物の有効利用なので、エコにもつながる」と高野圭右社長は語る。

 スラックスの生地にはポリエステルとウールを使っている。通気性が良く、湿気を吸収する機能があり、衣服内の温度を一定に保つ。また、洗濯しても形が崩れないのでマスクに向いているという。内側にはポケットに使われる裏地が採用されており、肌触りや通気性を高めている。

 もともとはコロナ禍の中、地元である長崎の学校、保育園、消防署、福祉施設などに寄贈して喜ばれていた。マスクを販売するだけでなく販促として使う手もある。

 ◆下着メーカーの技術力

 下着のメーカーも負けてはいない。

 グンゼは、5月13日からオンラインストアで、「肌着屋さんがつくった 肌にやさしい布製マスク」を販売。入荷しても即売り切れる状況になっていたが、月産50万枚を目指すべく京都府の宮津工場を増強した結果、今は安定して買えるようになった。

ITmedia ビジネスオンライン

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