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マスクの自販機に大行列! グンゼやライトオンも参入して盛り上がるマスク市場 (3/4ページ)

 ユニークなところでは、セーターなどを製造するニットワイズ(山形県山辺町)が、3月に山辺町と山形市にマスクの自動販売機を2台設置した。自動販売機ならば、感染のリスクがないと考えたからだ。

 当初は全く売れなかったが、3月末に突然ブレーク。1日400~500枚が売れ、大行列ができるようになった。東京や大阪の親類や友人に送りたいという人も多く並んでいる。夏用として、涼感を高めつつ70回洗えるマスクも販売する。

 さらには、マスクの4隅のポケットに保冷剤を入れられるようにした、新発明の冷やしマスクを1個1300円で販売予定。地元で有名な「冷やしシャンプー」に続き、山形の猛暑を乗り切る名物にしたいと同社では意気込んでいる。今後、自社ECサイトの他、商社経由で大手量販店や海外にも販路を開拓する。

 ◆和風ファッションマスクのブームを起こす

 和装帯のメーカー、小杉織物(福井県坂井市)は、オリジナルのシルクマスクを4月から製造している。販売チャネルは自社ECサイトと卸売。マスクの幅が17センチほどで、帯の幅とほぼ同じことからマスクを製造することにした。

 6月17日には、自社で販売しているものに加え、アパレルメーカーと組んで開発した計100種のマスクを一挙に発売。丸井や渋谷109などでも販売する予定だ。帯のデザインのストックが、そのままマスクに活用できるという。和風ファッションマスクのブームを起こそうしており、日産6000~7000枚の体制を組んでいる。

 同社は「蚕を守る繭を原料とする絹は温度調節の機能があり、夏は涼しく、冬は暖かく感じる素材」としており、帯の素材はマスクに向いていると考えている。購入者の85%がリピーターとなっており、しっかり顧客が付いている。

 価格は3枚4800円が標準だが、6月5日から発送する夏用特殊メッシュ織の「涼やか絹マスク」は3枚5400円。

ITmedia ビジネスオンライン

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