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マスクの自販機に大行列! グンゼやライトオンも参入して盛り上がるマスク市場 (4/4ページ)

 ◆ライトオンはファッション性に力を入れる

 ファッション性にこだわるマスクに力を入れているのは、ライトオン。

 同社がオンラインサイトで5月21日から予約受付している「和紙デニムマスク」は、6月上旬に商品が届けられる予定だが、既に上限に近づきつつある。和紙デニムはライトオンが展開する「バックナンバー」の人気商品で、和紙糸を織り込み、温度調節機能がある。ジーンズやトップスと同じ生地を使い、トータルコーディネートが楽しめる。鼻の部分がM字型の立体構造になっていて、フィット感も良い。裏地には接触冷感、抗菌防臭機能がある生地を使用している。価格は1290円。

 この他にも、綿100%のウォッシャブルマスク(3枚990円)、耳かけゴムの痛さを回避するやわらかいポリウレタン素材のロコプリントマスクなども販売し、多様なニーズに応えている。

 ◆社会貢献として防護服を無償提供

 医療用ガウン(アイソレーションガウン)に進出する動きもある。

 ワールドは医療用ガウンを国内の工場で生産する。9月末までに150万枚を生産予定。日本政府への納品を優先し、その後は自治体への販売も行う。本社がある兵庫県から10万枚、神戸市から2万枚を受注した。医療用ガウンは、薬局や食料品売り場などでも利用が進むと見込んでいる。

 アパレルアイも、法人、学校、病院向けの医療用ガウンを、150着から用意できる体制を構築している。エプロンタイプとつなぎタイプから選べる。

 エミネントでも長崎県の工場で医療用ガウンを試作しており、近県の医療機関や自治体等のニーズに対応していきたいとしている。

 また、アパレル各社は社会貢献活動の一環として、マスクのみならず防護服を無償提供している場合も多い。

 前編でも紹介したように、マスクや防護服は、ステイホームによって需要が減退し苦境に立つアパレルの、ものづくりの力を改めて示している。また、これを機会に自社ECサイトの販売が急増しており、大手ECモールに頼らない強靭さを備えつつある。

ITmedia ビジネスオンライン

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