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【大前研一 大前研一のニュース時評】新型コロナウイルスで業績が落ち…苦境の外食産業に活路はあるか (1/2ページ)

 うどんすきで知られる料理店「美々卯」を展開する東京美々卯が、首都圏の全6店舗を閉店する。新型コロナウイルスで業績が落ち、営業継続が困難と判断した。店の発祥地の関西では営業を続ける。

 実は私は美々卯のうどんすきが死ぬほど好きで、東京の店はもちろん、新幹線で新大阪駅に少し早めに着いたときは、駅ビルの店で昼からうどんすきを食べていた。

 ただ、ちょっと前のことだが、店に入ろうとしたとき、店員さんの態度にカチンときて、「それじゃいいや」と別の店に向かった。今後、新大阪店とは縁がないかな、と思っていたときに、首都圏の店の閉鎖を知った。思い出すと食べたくなる味。1店ぐらい残してほしかった。極めて残念だ。

 ま、そんな話はともかく、新型コロナの影響で外食業界は厳しい状況が続いており、いろいろな方法で活路を見いだそうとしている。

 ファミレスの「デニーズ」を運営するセブン&アイ・フードシステムズは宅配専用の厨房を開設し、調理から梱包まで手掛けている。居酒屋「塚田農場」を運営するエー・ピーカンパニーは看板メニューの冷蔵食品を開発して、家庭の需要に対応している。

 自動車配車アプリ事業を世界中で展開する米国ウーバーテクノロジーズの宅配代行サービス「ウーバーイーツ」も、最近、街で自転車が走っているのをよく目にする。

 また、国土交通省は先月27日の衆院国交委員会で、タクシーによる食品宅配の解禁を検討すると明らかにした。9月末までの特例として認めていたが、業界から継続を求める声が上がっていた。4月下旬に導入され、約1カ月間の申請件数は1300事業者、車両約4万台分にのぼった。

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