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【榊淳司 マンション業界の秘密】不動産市場の「2020年革命」 コロナ感染拡大でオフィスや大講堂が“恐怖の空間”に? (1/2ページ)

 あと何十年か後に、2020年は「コロナ革命の年」と呼ばれるようになるかもしれない。感染拡大にとって、われわれの暮らしは強制的にリモート化されつつあるからだ。

 そもそも、情報機器の進化によって今のようなリモート化はコロナ以前でも可能だった。ビジネスマンはPCとネット環境があれば、どこでも仕事ができる。毎日オフィスに出勤する必要はない。

 会議はネット上でもでき、多くの高校や大学ではリモート講義が行われている。ネット上での質疑応答や、受講側に対して課題への対応を義務化するなどの工夫で、授業や講義の質は維持できる。そういうことが可能であり、現実として今、行っている。

 これは新型コロナウイルスの感染拡大というやむを得ない事情がなければ、あと何十年も先に実現する情景であったかもしれない。くしくも、それを大急ぎで成し遂げてしまった。

 リモート化の普及は、不動産市場にどのような影響を与えるのだろうか。答えは割合簡単である。

 コロナ革命はビジネスにおいても教育においても、スペースへの需要を大幅に減少させる。例えば、オフィスでは1人につき1台のデスクを置くことは、もはや平成時代の遅れた感覚になりそうだ。教育環境も同じ。ビデオやネットでの講義が普及すれば、大学の大講堂などは昭和の遺物になる恐れがある。

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