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そっちを売るの? 堅調「ペッパーランチ」売り、不振「いきなり!ステーキ」立て直しへ

 外食チェーン大手のペッパーフードサービスが、「ペッパーランチ」事業を売却する方針を固めた。100億円近くとみられる資金を得て、不振の主力事業「いきなり!ステーキ」の立て直しを目指す。

 ペッパーランチは同社の祖業で、カットステーキやハンバーグなどを熱した鉄皿で比較的安く提供する。2019年12月期の営業利益は約12億円で、売上高の8割以上を占めるいきなり!ステーキ事業(営業利益約19億円)にも遜色ない収益を上げている。

 いきなり!ステーキは急拡大の反動で既存店売上高は18年4月以降、今年5月まで前年割れが続く。大量閉店を進めるが、新型コロナウイルスの感染拡大で経営はさらに苦しくなった。

 6月1日には主要取引先の食肉卸大手、エスフーズの社長から20億円を借り入れた。店舗閉鎖の費用もかさみ、ペッパーランチ事業を手放す事態に追い込まれた。

 エスフーズやコメ卸最大手の神明ホールディングス(神戸市)による連合などが買収に名乗りを上げるとみられる。

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