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【新・兜町INSIDE】急激なV字回復に心強い分析 米ゴールドマンリポート

 「外国人投資家の買いとファンダメンタルズ(経済の基礎条件)改善が一段の株価上昇を促す」。米系大手のゴールドマンサックス証券が9日付でまとめた投資家向けリポートが市場関係者に注目されている。

 新型コロナ暴落に見舞われた3月の底値から6月9日までに日経平均株価は4割も暴騰。急速なV字回復に戸惑う投資家にとって心強い分析だ。

 リポートでは2020年度に1株当たり利益が6・5%減の後、21年度は51%の大幅増益になると予想。景気循環サイクルに業績や株価が連動しやすい「シクリカル銘柄」に注目している。

 中でも機械、鉄鋼・非鉄株への投資配分を市場平均以上とする「オーバーウエート」と判定。自動車や銀行などを市場平均以下の「アンダーウエート」から市場平均並みの「ニュートラル」に引き上げている。

 年初から日本株を売り越してきた海外勢は5月後半に買い越しに転じたばかり。今後は有力外資系証券の背後にいる大口投資家マネーが日本株を押し上げる展開か。

 【2020年6月12日発行紙面から】

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