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【新・兜町INSIDE】上場企業の業績動向をまとめた「四季報」で相場正常化?

 上場企業の業績動向をまとめた「会社四季報・夏号」が26日に発売される。今年は新型コロナウイルス騒動のあおりで発売が遅れていたが、株式市場では「これで業績の目安ができて、相場は安定性を取り戻す」(運用会社役員)と、発行が待望されている。

 四季報は全上場企業を網羅する唯一の書籍。会社発表データとは別に、人海戦術による独自取材を基にした業績予想が最大のセールスポイントだ。四半期決算制の定着前から3カ月ごとの見直しを続けてきた業績予想の信頼度は高く、外資系証券も日本株分析の基礎データとして重用するなど市場への影響力は絶大だ。

 例年なら6月15日頃の発売のはずだった。しかし、今年は決算発表が全般に遅れたうえ、業績予想を「未定」として一切の見通しを開示しない企業も多く、発売日が遅れていた。

 このため、最近は足元の株価が先行きの業績に対して割高なのか割安なのか判断する基準のない状態が続き、乱高下の原因の1つとされてきた。6月末から「四季報相場」に入るか。

 【2020年6月17日発行紙面から】

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