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【サラリーマンサバイバル術】新型コロナへの特別手当が正社員にしか支給されない→「同一労働同一賃金」違反の可能性 (1/2ページ)

【Q】 スーパーでパート社員として働いています。新型コロナウイルスが流行している中で営業を続けた慰労金として、正社員にだけ特別手当が出ました。従業員全員が毎日怖い思いをしながら頑張ってきたのに、パート社員やアルバイトには理由の説明すらないというのは、納得できません。 (40代・女性)

 【A】 2020年4月1日から、働き方改革関連法の1つである「同一労働同一賃金」に関する法整備がスタートしました(=パート・有期法は、中小企業は21年4月1日より適用)。これは、同じ企業内における無期雇用フルタイム労働者(いわゆる正社員)とパート・有期雇用労働者や派遣労働者との間の、不合理な待遇差の是正をはかるものです。

 具体的には、職務の内容や、昇進や異動の有無などによる不合理な待遇差を禁止する均衡待遇と、職務の内容などが同一である場合には差別を禁止する均等待遇の2種類があります。

 質問の特別手当は慰労金ですが、(1)慰労金がどのような目的・性質を持った手当であるか確認し(2)今回のケースのように、待遇差がある場合において、会社が、その待遇差が不合理でないことを説明できるか-がポイントになります。

 例えば、通勤手当は、通勤に要する費用を補填(ほてん)する目的で支給される手当であり、正社員やパート社員など雇用形態によって通勤に要する費用が異なるわけではありません。従って、パート・有期雇用社員に対して通勤手当を支払わないことは、不合理な待遇差となります。

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