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【定年後・自走人生のススメ】経験を武器にコロナ禍をチャンスに! 「シニアの働き方5原則」 (1/2ページ)

 「定年後のキャリアは『優秀か、優秀でないか』ではなく、『事前にどれだけ準備をしたか』で決まります」と語るのは、『知らないと後悔する定年後の働き方』(フォレスト出版)の著者で人事コンサルタントの木村勝さんだ。

 木村さんは、中高年専門ライフデザイン・アドバイザー(ビューティフル・エージング協会認定)として、中高年のキャリア相談にも精力的に取り組んでいる。

 定年後研究所では、「50歳になったら、一旦立ち止まって、これまでの会社人生を振り返ってみよう。そして、会社という頼れる存在が無くなる定年後の『自走人生』を見据えて、早めの準備にとりかかろう」と提唱してきた。木村さんの言うように「事前の準備が勝負」だからだ。

 日本CHO協会「シニア人材の活躍に関するアンケート」によると、昨年度まで、「シニア社員の活用・活性化は、優先度の高い人事課題と認識し、積極的に取り組んでいる」という企業(人事部門)が47%もあった。

 ところが、この「コロナ禍」である。優先度の高い人事課題だった「シニア社員の活用・活性化」は、忘れられてしまったのだろうか。

 木村さんは「テレワークという働き方は、(もちろん人によって異なるものの)中高年サラリーマンにとっては概して、アゲンストの風になる」と警鐘を鳴らす。

 しかし、「中高年サラリーマンは、転勤、職種変更など日本的な人材育成プロセスにより、図らずも多くの引き出しを持っている。また、バブル崩壊、リーマン・ショック、東日本大震災などの想定外の危機も経験してきた」と中高年社員の底力にも期待する。

 木村さんが勧める「シニアの働き方5原則」=図参照=を見て、私自身も元気をいただいた。「時代も大きく変わり、いよいよ『終わった人』になったのか」との不安が、「これまでの会社人生、すなわち実務経験が、武器なり売れる商品になるかもしれない」に変わった。

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