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【コロナ後の銀行】SBIHD、野村証券、ノジマなど…「外部勢力」はコロナ後に苦境が深刻化する地銀の救世主か (2/2ページ)

 外部勢力は、コロナ後に苦境が深刻化するとみられる地銀にとって救世主となり得るのか。いくつかの考え方がある。一つは、地銀など銀行業界が自ら再編や再生に動かないのであれば、外部勢力が積極的に関与してもやむを得ないとするものだ。次に、非銀行資本による銀行支配は弊害が多く、産業と金融の癒着を生む恐れがあるので避けるべきだとするもの。最後に、いざとなれば金融庁が動き、破綻しそうな銀行を救済、国有化すればよいので何もする必要はない、との立場もあるだろう。

 私は第三者勢力を認めてもよいと考えている。ただし、やり方やプレーヤーには多様性があってもよいという意見だ。

 前述の3社のほかにも銀行への出資、買収を試みる企業がたくさんあってしかるべきだ。「覇道」とも表現できる再編をするところもあれば、時間がかかっても説得を中心に「王道」を歩むところもあるほうがよいということだ。

 ■津田倫男(つだ・みちお) フレイムワーク・マネジメント代表。1957年生まれ。都市銀行、外資系銀行などを経て独立。企業アドバイザーとして戦略的提携や海外進出、人材開発などを助言する。著書に『40歳からの貯めるコツ、使うコツ』(海竜社)など。

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