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【凄腕アナリスト ザ・覆面】7期ぶり最高益更新の期待「アジア航測」面白い 森林資源調査が地方自治で拡大 (2/2ページ)

 業績面での不安感が少ないことが同社株の強み。業績達成に対する会社側の自信は、今9月期末に前期比2円増の14円配当(年間一括)を計画していることからも読み取ることができる。今9月期第3四半期(10-6月)決算発表は8月14日を予定しているが、ここで好調な実態が見直されるきっかけにもなりそうだ。当期利益ベースでは7期ぶりの過去最高益の更新期待も膨らんでくるだろう。

 事業的にも森林の資源調査が拡大しているという面白い切り口がある。森林は木材生産だけでなく、温室効果ガス吸収源、水源涵養(かんよう)機能、国土保全機能、生物多様性保全機能といった側面から森林資源の調査が地方自治体で始まっている。

 アジア航測では、効率的な森林経営の実現に向けた基礎情報を得るため、航空レーザ計測データを活用した森林(スギ・ヒノキ)の資源評価手法を開発してサービスを提供。このほか、鉄道施設の維持管理の効率・高度・均質化、鉄道の運行や現場作業の安全性向上に寄与するサービスをJR西日本と共同開発し、さらに航空レーザ測深技術を用いた釣り情報サービスアプリ「釣りドコ」を昨年から事業化した。

 こうした材料と国土強靭化関連、防災関連としてのテーマ性を抱えた株価はPBR(株価純資産倍率)1倍台の900円近辺。1月の年初来高値1198円未更新の好業績株とみれば、上値余地が広がる。

 ■ザ・覆面(ざ・ふくめん) 金融業界では知る人ぞ知るベテラン。株式の分析と着眼点の鋭さに定評がある。名を出せばハレーションが大きいため、覆面で参戦。

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