記事詳細

【トップ直撃】“宝の山”潜在コンテンツをネットで生かす! 日本を知り尽くしたトップ ディスカバリー・ジャパンのデービット・マクドナルド社長 (1/3ページ)

 「ディスカバリーチャンネル」や「アニマルプラネット」など有料放送に加え、最近では独自の動画配信サービスやゴルフ番組の配信にも手を広げている。実はそれも氷山の一角で、日本で知られていない膨大なコンテンツを保有しているという。宝の山をどう生かすのか。指揮を執るのはコンテンツや動画ビジネス、そして日本を知り尽くしたトップだ。 (中田達也)

 --宇宙や科学、自然、アドベンチャーという印象が強いですね

 「基本的にフィクションをやらない会社で、リアルライフ・エンターテインメントを提供しています。日本では約20年間ケーブルテレビなど有料放送業務に関わってきましたが、私のミッションはより多くの配信先で、より多くの日本人に見てもらうということです」

 --ユーチューブでも配信しているサバイバル番組「ザ・秘境生活」が人気です

 「若い人を中心に、いままでディスカバリーをほとんど見たことのない人が毎月300万人ぐらいユーチューブ経由で見てくれています。中長期的にディスカバリーの大ファンになってもらって、昨年9月に始めた自社のネット配信サービス『Dplay(ディープレイ)』で特徴的なコンテンツを見てもらえるようにしたいですね」

 --ネット配信は放送と競合はしませんか

 「有料放送の視聴者は40~50代の男性が多いのですが、食い合いはほとんどなく、新しい人にディスカバリーを試していただいています。ブランドの認知度上昇や他のビジネスにもつなぐことができたかと思います」

 --ディスカバリーの強みは

 「全世界で年間8000時間の新規コンテンツを制作していて、ほとんどがオリジナルです。ビジネス的にはフィクションに比べてノンフィクションは制作費用が安く利益率が高いという面もあります。アーカイブは約30万時間あり、単純計算すると10分の1ぐらいのボリュームしか日本では編成したことがありませんでした」

 --われわれが知っているのはディスカバリーの一部にすぎない?

 「海外では女性向けブランドとしても強く、食やホーム、ガーデン、ビフォーアフター系も人気です。放送には時間やチャンネルの制限があって、日本では年間約800時間ぐらいしか編成されていません。残りの10倍ぐらい持ってきていないコンテンツがあるんです。それをどう使っていくかが課題で、まずユーチューブからスタートしました」

 --日本で大きく伸びそうなジャンルは

 「もともと人気なのがクルマ系の番組ですが、これからはアメリカやヨーロッパなど海外に持っていける日本のクルマのコンテンツを作りたいと思います」

関連ニュース