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【渡邉美樹 経営者目線】九州豪雨の被災地にワタミの宅食10万食支援 GoToキャンペーン「方針」は明確であるべき (1/2ページ)

 先日、九州豪雨の被災地にワタミの宅食のお弁当を10万食無償で支援することを決めた。配達スタッフである「まごころさん」の家庭も浸水被害を受けたと聞き、お客さまはもちろん、配達スタッフとその家族、近隣や避難所でも困っている人の姿が想像できた。

 リーダーにいちばん大事なことは「創造(想像)力」だ。ワタミの宅食は全国に約500の営業所があり、約8000人の配達スタッフがいる。お弁当を作るだけではなく、自宅まで届ける「ラストワンマイル」の配達網が強みだ。食材や工場の余力から10万食は可能だと判断し即日プレスリリースを出した。被害の一報から半日以内ですべてが動き出したが、非常時のリーダーは、方針を出す以上、目的と着地点(目標)が明確でないといけない。

 一方、対照的な方針なのが政府の「GoToキャンペーン」だ。都知事や地方の首長から、批判の声があがり東京都は対象外と、方針が直前転換した。税金を使う以上、最大限の効果を生むべきだか、多くの国民も「今、旅行をすることに不安を感じている」。感染者が再度増える中で「やるべき」判断に至ったか基準が見えにくい。「乗り越えられるリスクだから実施する」と、リスクや成果を示せばよいが、そうした説得材料がオープンにできないならば実施はすべきではない。

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