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【渡邉美樹 経営者目線】「GoTo」混乱の収め方 「評価」「改善」こそトップの仕事 (2/2ページ)

 現在準備が進む「GoToイート」だが、外食経営者から見ると、政策評価は低い。

 1万円分購入すると25%上乗せする1万2500円分のプレミアム食事券と、オンラインで飲食予約にした際にポイントが付与、この2本柱が予定されているが、家族や複数で1万2500円というニーズはあっても、大阪では「5人以上」の飲み会が自粛要請されている。

 オンラインでの予約も、「大勢」や「対面の席」が何よりの予約の目的であり、結局「大勢」や「対面」での飲食は控えてくださいという方針に相反する。キャンペーンの原資は税金であり、感染収束前に実施し経済効果を生むのか疑問だ。

 アベノマスクをはじめ評判がよくない政策がある。そうしたときこそ経営の常識、PDCA(計画・実行・評価・改善)だ。大事なのは、評価・改善だ。今の局面は、「改善」しかない。安倍晋三首相の記者会見が少ない。本来「クレーム」はトップが受けるべきものだ。

 私も毎朝、お店のクレームはがきを見ていた。それは「改善」こそトップの仕事だからだ。(ワタミ代表取締役会長兼グループCEO・渡邉美樹)

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