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【天野秀夫 中小型厳選株】「関通」株価再評価に期待 オンライン通販の物流代行、単なる物流会社ではなく物流IT開発企業の顔も (2/2ページ)

 7月14日に発表した今2月期第1四半期(3-5月)業績は、売上高21億7900万円、営業利益4300万円。期初に未定とした通期の業績予想は、売上高92億7000万円(前期比27%増)、営業利益4億3200万円(同48・6%増)、経常利益3億9500万円(同54・6%増)、当期利益2億4800万円(同45・6%増)という変化率を伴った好業績見込みです。

 巣ごもり消費で躍進するオンライン通販市場の拡大を享受。このほか、6月30日に、同社が開発・販売する倉庫管理システム「クラウドトーマス」が、経済産業省が実施する「IT導入補助金2020」の補助金対象ITツールとして採択されたと発表したことが、業績寄与の材料として意識されます。

 関通は単なる物流会社ではなく、システムも販売する物流IT開発企業であることを認識する材料ともなりました。

 コロナ禍の今年3月にIPO銘柄の初値公開価格割れが続出する中で、関通は公開価格比2倍超の1032円で登場し、4月24日には4680円最高値をマーク。7月の決算発表後は、目先の材料出尽くし感から株価は調整していましたが、2400円を下限に下げ止まっており、再人気化の期待が膨らみます。

 ■天野秀夫(あまの・ひでお) 日本大学法学部卒。1987年4月、日本証券新聞社に入社。記者、編集局長などを経て、代表取締役社長を12年近く務める。2017年4月、独立。証券・金融界、上場企業経営者とのパイプを生かし金融リテラシーへの貢献を目指す。

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