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【AI時代の発想術】テレワークできない企業、コロナ後に生き残るには… 社内の“デジタル音痴”は早々に退陣を (2/2ページ)

 「ネットワーク経済が主流になるから、社内のデジタル音痴は早々に退陣させて若手に席を譲れ」とアドバイスした。そのうえで、「紙とハンコをまだ使っているか? いまだに会議室に全員集合か? 売り上げ報告はデジタルデータか? 社員はもれなくWi-Fiが使える環境か?」と矢継ぎ早に聞いたら、「いちおう改善はしている」という。つまりはアナログ依存のままということだ、こんな“なんちゃってデジタル化”なら、やらない方がマシだ。

 「おまえが戦国末期の武将だったら、一族もろとも討ち死にだな。年末に大不況が始まったら、スキルのある若武者は敵陣に寝返る。残るのは行き場のない古参兵のみだぞ」と叱咤した。

 すると、「週1で出社して社内の改善指導をしてくれ」というので、「出社はしない。週1で役員全員参加のZoomでの指導のほか、SNSでいつでも相談に応じる、経営者が即断即決するなら引き受ける」と提案したが、もたついているらしくまだ返事はない。

 指導することになったら、中高年社員にスパルタ教育をして実力をつけさせるしかない。決裁権を持つのは中高年だからだ。

 最初の1カ月はマニュアルや講義なしで実務を目の前でやってみせ、その場で反復させる。2カ月目は個別にZoom、SNS、クラウド利用を実践させる。3カ月目はそれを全社員でやる。

 そして4カ月目以降は大不況がやってくる。このとき、ほとんどの業務がデジタル化されていれば生き残れる。2021年への突破口が見つかるはずだ。

 仮にウイルスが鎮圧できたとしても、この動きは止められない。今からネット社会にシフトすることに損はない。(プランナー・久保田達也)

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