記事詳細

【一生働く!】就労編・働くシニアの環境(5) 従業員の健康管理も重視 経験の豊富さで若手の人生相談も (1/2ページ)

 ファッション物流のオーティーエス(東京・江戸川区)は「いくつになっても元気なうちは働き続けたい」という従業員の願いをかなえ続ける。さまざまな年齢層が共に働くことで、相乗効果も期待できるという。

 ■女性従業員、1割は高齢者

 同社の女性パート従業員680人のうち、65歳以上のシニア女性従業員の割合は1割を超え、最高齢は75歳だという。

 主な業務内容はアパレル製品のタグ付けや品番別の仕分け、X線での異物混入チェックなど。

 高齢でも長く働き続けられる理由は、職場環境にある。洋服の色を目で識別するという業務上、室内照明は明るく、手すりなどのバリアフリーに務めることで転倒などの事故を防いでいる。エアコンがきいた快適な部屋で作業することができ、各フロアにウオーターサーバーも完備。余裕をもってシフトを組むことで、体調不安があれば、当日でも休みを取れるようにしている。

 健康管理を本人だけに委ねないことも重要だ。代表の田中優一郎さん(49)は、「毎年実施している健康診断でアラートが出れば、2次検査を受けるよう厳命しています。高齢の従業員も少なくないですから『医師のお墨付きがないと現場に立てませんよ』と指導しています」と話す。

 健康意識を高めるために、定期的に産業医を招いての健康セミナーも開催。テーマは、「夏場も内臓を冷やさない」「バランスの良い食事法」などさまざまで、従業員にも好評だという。

関連ニュース