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【今日から始める10万円株】銀行や証券株に反発の余地あり? 野村HD、東海東京HDなど (1/2ページ)

 日経平均株価は、コロナショック以前の水準に迫りつつある。出来高や売買代金は細っているものの、平均株価の値動きは堅調だ。ただ、あるファンドマネジャーは「8月に入って相場の質が変わった可能性がある」と指摘する。

 「コロナショック以降、上昇が続いていたNT倍率(日経平均株価をTOPIXで割ったもの)が8月に入ってから下落に転じています。日経平均は半導体株など値ガサのハイテク関連の影響を大きく受けますが、TOPIXは銀行株やその他金融株などのウエートも大きい。一部のファンドが日経225売り、TOPIX買いの裁定取引を仕掛けているとの噂もあります。しばらくはこの傾向が続くかもしれません」

 この見方が正しければ、注目したいのは銀行株や金融関連株だ。これまで、これらはコロナショック後も株価の戻りが鈍く、全体相場の反発から取り残されている銘柄が少なくない。コロナ禍による景気悪化や、超低金利による収益の圧迫懸念などが背景にあると思われるが、中には好業績や高配当が期待できる銘柄もある。そうした銘柄であれば、株価の上値余地は大きいだろう。

 例えば、国内証券トップの「野村ホールディングス」(8604)。大口顧客向けの営業が好調で、7月29日に発表した2021年3月期の第1四半期決算では、純利益が前年同月比155・3%増の1425億円と大幅増益を達成した。5万3500円で買える(8月17日終値現在、以下同じ)。ちなみに、「会社四季報」では、今期の純利益を1810億円と予想しており、9月に出る秋号では増額必至だ。

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