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【定年後 難民にならない生き方】残暑で寝つけず熱中症も…高齢者の「体温調節」改善術 (1/2ページ)

 厳しい残暑が続いている。秋の気配を感じさせる涼やかな風が吹く瞬間もあるにはあるが、強い日差しが照りつける日も依然として珍しくない。

 「なかなか寝付けず、ようやく眠れても夜中に何度も目が覚めてしまう」(57歳・男性)、「それなりに睡眠時間をとっているはずなのに、疲れがとれない」(62歳・男性)など、寝苦しさに悩む人も多い。

 健康を維持する上で、睡眠の質を高めることが必要不可欠だということは、これまでもたびたび指摘されてきた。では、どうすれば快適な眠りを手に入れられるのか。人生の大先輩である高齢者の暮らしからそのヒントを探ってみたい。

 人間の体には体温調節機能が備わっていますが、高齢になるにつれ、その機能が衰え、体内に熱がこもりやすくなるとされる。体温が上がりやすくなる上、暑さを自覚しにくいことから熱中症リスクが高まる原因にもなっている。ケアマネジャーの矢尾眞理子さんはこうアドバイスする。

 「ベッドで過ごす時間が長くなると多くの場合、車椅子で過ごすことも増えます。すると一日のうち、大半の時間は、背中に布団や背もたれが密着するため、熱の逃げ場がなくなりやすいのです」

 これは寝たきりの高齢者に限った話ではない。日がな一日、座椅子やリクライニングチェアでテレビを見て過ごすライフスタイルを送ると、似たような状況に陥りやすくなる。

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