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「反日」「コロナ」で大打撃 韓国LCCのイースター航空が半数解雇へ

 韓国の格安航空会社(LCC)のイースター航空が、全職員の半数に当たる約600人に解雇通知を送ったと聯合ニュースが7日報じた。解雇は10月中旬の予定だという。昨年以降、韓国の「反日」で日本行きの旅行が減少した上、今年に入って新型コロナウイルスの感染拡大で収益が悪化していた。

 コロナ禍で韓国のLCCが大量解雇に踏み切ったことで、同業他社にも動きが広がりそうだ。

 イースター航空は韓国と北海道や関東、関西、九州を結ぶ格安路線を運航していたが、昨年以降、韓国の日本ボイコット運動を受けて旅行客が減少した。追い打ちをかけたのがコロナ禍で、国際線、国内線の大部分の運航を取りやめていた。

 同社をめぐっては、同業のチェジュ航空による買収計画が浮上していたが、打ち切りとなり、賃金の支払いが難しい状況になった。別の買収先企業の選定作業も続けているが難航しており、経営破綻が近いとの見方が強くなっている。

 聯合によると、イースター航空の職員は、3月末に国際線と国内線が全便欠航となった時点で約1680人いたが、希望退職などで現在は1200人程度だという。