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【新・兜町INSIDE】今年も「アナリスト泣かせ」 謎深まる日経平均銘柄入れ替え

 日経平均株価の構成銘柄の一部入れ替えが10月に実施される。日経平均の算出元である日本経済新聞は大方の市場関係者の予想を裏切る格好でソフトバンクを新規採用すると発表し、今年も「アナリスト泣かせ」の結果となった。

 除外されたのは日本化薬。戦前設立の名門化学メーカーだが、株式の取引高が少なかったため、ここ数年は除外候補として必ず名前が挙がっていた。

 一方、市場関係者の間では、新規採用銘柄は不足気味の消費セクターから選ばれるとの見方が強かった。価格比較サイトのカカクコム、ネット通販大手のZOZOなどが有望視されていた。

 しかし、選ばれたのはソフトバンクグループの携帯電話会社ソフトバンク。株式の売買こそ活発だが、すでに銘柄数が過剰な技術セクターに属しているため、採用候補と目されていなかった。

 市場では「浮き沈みの激しいネット企業を敬遠し、新規参入のハードルが高く、業績が安定しているソフトバンクが選ばれた」(外資系証券)との見方が出ているが、真相はやぶの中だ。

 【2020年9月9日発行紙面から】

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