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【令和を変える! 関西の発想力】ドケチ社長でもお金を払う“PRコンサル” (2/2ページ)

 神崎さんは、成長が見込める中小企業を独自に探し出し、PRの客観的視点でその会社の強みとビジョンを分析。「御社には可能性があります。僕なら、これを実現させてみせます」と“スカウトレター”を出していたのです。

 しかも最初に施すのは社員のモチベーションがアップするPR術。実はここ、中小企業最大の泣きどころです。社員を大切にしているつもりでも、より良い待遇を求めて転職するケースが後を絶たないからです。そこに神崎さんが介入し、PRが醸す社会性を活用して社内の意識を一つにまとめるというのです。

 たとえば社長の方針をメディアに反映して「この会社、将来性あるんだ」と見直させるといった戦法です。これならドケチ社長でもお金を払うでしょう。

 そこで私も神崎さんをスカウトしました。代表理事を務める(一社)地方PR機構のオンライン講座に「社員モチベーションアップ」の科目を設けて講師にお招きしたのです。なぜって? そりゃ神崎さんの話を聞きたいからですよ。私もドケチな大阪の社長ですから。

 ■殿村美樹(とのむら・みき) 株式会社TMオフィス代表取締役。同志社大学大学院ビジネス研究科「地域ブランド戦略」教員。関西大学社会学部「広報論」講師。「うどん県」や「ひこにゃん」など、地方PRを3000件以上成功させた“ブーム仕掛け人”。

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