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【渡邉美樹 経営者目線】ワタミ資本性ローンで反転攻勢!! 横浜銀行「コロナ後」初、30億円調達 (1/2ページ)

 ワタミは、横浜銀行がコロナ後はじめて実施する、資本性ローンの第1号に選ばれた。外食業界初、上場企業としても初となる。30億円を調達し、コロナからの反転攻勢の態勢が整った。

 資本性ローンは融資でありながらも、金融審査上、自己資本としてみなされるため、自己資本比率が上がる。傷んだバランスシートを救済する有効な手段だ。増資という選択肢もあったが、大戸屋などの件をみても、安定株主というのは重要であり、「理念経営上」増資には慎重になる。安定株主比率を守りつつ、攻めに出る唯一の方法がこの資本性ローンだ。横浜銀行の頭取が、この資本性ローンを強化するというコメントを日本経済新聞でみて、いの一番に手を挙げさせていただいた。

 横浜銀行によると、ワタミが外食だけでなく、宅食など事業を展開するポートフォリオや、宅食の休校支援や、外食社員の外部出向など、状況が変化する中での意思決定のスピードをみて、不確実性が高い中、「ワタミは乗り越えるのではないか」との評価が審査のポイントになったと聞く。

 そもそも、横浜銀行とのお付き合いは長い。私をモデルにした高杉良先生の小説『青年社長』にも横浜銀行の支店長が登場する。最初にゴルフに誘っていただき、走りっぷりを見て融資をしてくれた支店長や、「つぼ八」から「和民」に転換した際、自らの決済額以上の融資を決めてくださった支店長など、恩人の姿も脳裏に浮かぶ。今回の融資でも横浜銀行の期待に応えたいと思う。

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