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【定年後・自走人生のススメ】働く中高年層の必修科目「がん」 がん患者のうち、約3割が働く世代 (2/2ページ)

 筆者も職場で実施した「がん教育」で、中川先生の研修を受講したことがある。その研修で記憶に残っているのが、「男性の5割弱、女性の7割弱は、生活習慣や感染などの環境因子に全く問題がなくても、がんを発症する。遺伝の影響は、環境因子よりずっと少なく5%にすぎない。どんなに規則正しい生活を送っても、がんになる可能性は残っている」という話だった。

 そこから導き出された「生活習慣を整えるだけでなく、早期発見(検診の徹底)という心がけも大切」という中川准教授の教えを守り続けている。以前のように、「がんが見つかるのが怖いから検診も受けない」といった考え方は、すっかり改めた。

 企業における「従業員のがん罹患」は、人事や生産性に影響を与えるだけでなく、高額化する治療費が健保財政を圧迫している。個人、企業を超えた、社会全体の問題でもありそうだ。

 ■日本で初めての「50代以上会社員」に特化した、定年後ライフの準備支援機関。定年後の「自走人生」を目指す中高年会社員を応援。中高年会社員向け学習システム『キャリア羅針盤』を開発中。ポータルサイト「定年3・0」(https://www.teinengo-lab.or.jp)

 ■得丸英司(とくまる・えいじ) 「一般社団法人定年後研究所」所長。(株)星和ビジネスリンク取締役専務執行役員。1957年生まれ。日本生命保険で25年にわたり、法人・個人分野のFPコンサルティング部門に従事。日本FP協会常務理事、慶應義塾大学大学院講師などを歴任。日本FP協会特別顧問。

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