記事詳細

【こんな時代のヒット力】日本文化とアニメを併せ地元を活性化 エンバウンド「温泉むすめ」 (1/2ページ)

 日本を襲った新型コロナショック。中でも全国の温泉地は、壊滅的なダメージを受けた。しかし、今、営業を再開し、地元一丸となって復活に向かう、そんな動きが始まっている。

 それを支える健気なキャラクターがいた。「温泉むすめ」だ。各地の温泉にいる、見た目は女子高生のようにも見える女神だが、まだ半人前。そんな神々が、温泉地を盛り上げるべく、歌と踊りで人々に“笑顔と癒し”を与えるアイドル活動を行う設定だ。アイドル活動だけではなく、小説、漫画、イベント、ラジオなど幅広いメディア展開を行っている。

 企画したのは、エンバウンド(東京都渋谷区)代表取締役、橋本竜さん。若い女性がボードで時間を知らせるインターネットサービス「美人時計」を育てた人として知られる。

 キャラクターは、実在する温泉をモチーフにした121カ所121体(+ナビキャラ2体の合計123体)。例えば、草津温泉の草津結衣菜(ゆいな)は「前向きで考えるより先に行動するむすめ。最後まで諦めずに動く姿が勇気を与える」。草津温泉は、自然湧出量毎分3万2300リットルと日本一。酸性度もpH2・1で日本最強、湯ヂカラのある温泉だ。キャラを作る時は無数の資料を読み込み、時に現地に行って、一体一体の設定を考えた。そこまで徹底して生まれたキャラなので、「うちとイメージが違うといわれたことはほとんどない」。

関連ニュース