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【大前研一 大前研一のニュース時評】ニトリが島忠TOB ホームセンターのノウハウ、企業戦略の打ち手が広がる (2/2ページ)

 ニトリはネット通販も好調だ。しかし、実際に物を受け取ることができる拠点が、まだまだ足りない。特に島忠が首都圏を中心に店舗展開し、ホームセンターの中でも家具やインテリアに強いことは、ニトリにとっては魅力だろう。

 ニトリの主力の家具、インテリアは、今後、少子高齢化などで買い替え需要なども減少する可能性もある。DCMのライバルのカインズはベイシア・グループの一員。グループには作業着中心のワークマンがある。アパレル小売全般が苦戦している中、その機能性や低価格が女性にも支持されて、売り上げを伸ばしている。

 ニトリもこういったこともオーバーラップさせているのではないか。ホームセンターのノウハウを取り入れることで、スウェーデン発祥の世界最大の家具量販店のIKEAとはかなり違う形になっていくはずだ。

 経済モデルは違うかもしれないが、島忠を手に入れることは、ニトリにとっては悪い話ではないと思う。ホームセンターの市場規模は4兆円前後。店舗数はすごい勢いで増えている。ニトリがここに手を突っ込むというのは、企業戦略としては、打ち手も広がりかなり面白いのではないかと思っている。

 ■ビジネス・ブレークスルー(BBTch)の番組「大前研一ライブ」から抜粋。

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