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【サラリーマンサバイバル術】長時間労働で残業代も支払われない…どうすればいい? (1/2ページ)

 【Q】 小さな旅行代理店で働いています。会社に労働組合はありません。急激に忙しくなり、休日も返上して毎日遅くまで職場にいます。ですが、給与明細を見ると残業時間が実際の時間よりも少なく記載されており、残業代も満額支給されていませんでした。正直、残業代よりも休みが欲しいのですが、上司が怖くて言い出せません。どうすればいいでしょうか。(30代・男性)

 【A】 残業に関する質問ですが、労働基準法上の時間外労働とは、法定労働時間の1日8時間・週40時間を超えた分の労働時間です。就業規則などに定められた労働時間を「所定労働時間」と言います。「所定労働時間」を超えても「法定労働時間」以内であれば、その時間に対する割増が支払われなくても、別に労使協定による定めがない限り、法律上問題はありません。

 しかし、法定労働時間を超えた労働時間は、時間外労働として割増賃金の支払義務があり、計算方法と合わせて法律に規定されています。会社が労働者に時間外労働をさせる場合には、「時間外労働・休日に関する協定」、いわゆる36(サブロク)協定の締結・届け出が前提です。この手続きがなければ、法定労働時間を超える労働自体が法律違反となります。

 相談者には、今後、残業をしたのであれば就業記録(タイムカード・手帳への記録)を付けておくことをおすすめします。また、支払い実績(給与明細など)も未払い残業代を請求する際に必要になってきますので、実際に請求するかしないかに関わらず用意しておきましょう。

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