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【定年後・自走人生のススメ】期間限定地方勤務でシニア活躍 ゆとりある環境で仕事に集中でき、人材不足に悩む地域の担い手にもなれる (1/2ページ)

 「逆参勤交代」って何だろう?

 先日、DF(デレクトフォース)100歳社会総合研究所(東京都千代田区、真瀬宏司所長)が開催したシンポジウムのテーマだ。

 「参勤交代」といえば、江戸幕府の政策のひとつ。莫大(ばくだい)な費用を使って江戸と領地を行き来させられたり、嫡子や正妻は“人質”として江戸の屋敷に居住させられたり、諸国の大名たちに大きな負担を強いた制度だと、小学生のころ学んだことを思い出した。

 「しかし、江戸の参勤交代には、プラスの面もあったのです。江戸には藩邸が建設され、大きな藩では数千人を超える人たちが居住していたといいます。また、全国に街道が整備され、新たな人の流れが生まれました。そして、参勤交代者は江戸の文化を楽しみ、江戸には地方の文化がもたらされたのです」

 こう語るのは、シンポジウムで報告した松田智生(ともお)さん。

 この参勤交代を逆に実施すれば、地方にオフィスや住宅が整備され、地方に新たな人の流れが作られる。逆参勤交代者は、通勤時間が格段に短くなり、ゆとりある環境で仕事に集中できる。そして週に数日は本業、数日は地域のために働けば、人材不足に悩む地域の担い手にもなれる。(松田智生編著『明るい逆参勤交代が日本を変える』事業構想大学院大学出版部発行より)

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