記事詳細

【AI時代の発想術】DXを活用するには? 数値化するセンスがビジネスチャンスを高める (2/2ページ)

 DXは1つのデータからではなく複数の異なる方向からの数値化データを組み合わせてビジョンを描く。どの数値データを選ぶか、どう組み合わせるかがDXの能力となる。私はDXに携わる多くの担当者に会ったが、みなさん素晴らしいデジタルセンスの持ち主だった。

 コロナがもたらした情報産業革命は先行き不透明だ。しかし、だからこそ革新的なビジネスのネタは金脈に相当する。

 そんな成果を出せるDX部門を社内に設置する際は、まずデジタルセンスのある人材を集めることだ。そして、無駄な出社や会議、書類仕事、残業などはさせず、「コロナ禍の1年間で自社に関連する事情はどう変わりつつあるのか」「自社が採用すべき新規事業の芽は何か」だけをかき集めさせ、週に1回、検討会議をするのがいい。

 2年前までの経営方針はばっさりゴミ箱に捨て、1年前から始まったパラダイムシフトが何をどう変えているのかを数値データで見るのだ。

 自分の会社で正確に数値化できるものは何かを洗い出してみよう。デジタル化やネットワーク化、グローバル化、サテライト化、そしてコロナ禍、急激な天候異変、複雑化する国際情勢などが自社に与えた影響を数値化しているか? その変化をグラフ化しているか?

 そうした数値の確認と、変化に合わせた改革のスピードがポイントだ。世界的な異変に適応できる経営者たちはすでに、数値化とDXを始めているのだ。 (プランナー・久保田達也)

関連ニュース