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【ぴいぷる】日本一のネギ愛! 初代葱師・清水寅 消費者金融のトップセールスマンから社長業経てネギ農家に (1/3ページ)

 初代葱師を名乗り、「寅ちゃんねぎ」などのブランド野菜を次々と栽培。この冬、初めて出荷した贈答用ネギ「モナリザ」は、1本、何と1万円!

 「市場規格にはない太いネギで糖度は23度。17度のブドウより甘いです。見た目も美しく、まさに芸術品。で、『モナリザ』と名づけました」

 糖度21・6度を記録した「寅ちゃんねぎ」は、葉の面積を広げて光合成の量を増やすことで栄養を蓄え、肉厚に育った。その中から1万本に1本しか出ない「真の葱」は、さらに甘さや太さを増したもの。8~10本のセットを約1万円で発売したら、即完売した。

 「『モナリザ』は『真の葱』をさらに厳選、350万本に10本しか採れないプレミアです」

 農業には無縁だったが、10年前、奥さんの実家の山形県天童市で宴会をしているとき、親戚から「農業を元気にしてくれ」と懇願され、血が騒いだ。ネギを選んだのは、「機械化が進んでいなくて、投入資金も少なく済む」と考えたから。植える期間が長いため、天候のリスクもあり、ライバルも少なかった。

 「山形名産のサクランボなどは達人が多く、素人では勝てませんが、ネギは消費者が味にこだわっていないので、量の勝負だと思いました」

 2011年、30歳で天童市に移り住み、「3年で量で日本一に」と目標を立て、毎日、車で近隣を回って農地を集めた。

 「すでに1町歩(1ヘクタール弱)分の苗を作っていたので、やらざるを得ない。自分を追い込んで進むタイプなんです」

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