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【バフェットの次を行く投資術】「全員一致は否決」のスタンス 調査・研究を徹底し投資、決して蛮勇ではない (1/2ページ)

 有名な相場格言に「人の行く裏に道あり花の山」というものがある。投資成功の本質を見事に表現した言葉だ。

 バフェットは「大衆が恐怖におびえているときには大胆に、熱狂しているときは慎重に行動せよ」と述べるが同じことだ。たぶん、理屈で分かっている投資家は多いだろうが、市場が暴落したり、逆にバブルが発生したときに冷静な行動をとれるかというと、残念ながらそうではない。だから、バフェットのようなごく少数の投資家がいつも勝利するのだ。

 それではなぜ、バフェットたちはどのような状況でも冷静に行動できるのか。彼に言わせれば「投資先を決める前に十分な調査・研究を行っている」からだ。

 経営の神様ドラッカーは、GM(ゼネラル・モーターズ)の中興の祖、アルフレッド・スローンの「全員一致は否決せよ」というスタンスに深く共感している。スローンは会議の結果が全員一致になると「皆さん方は、まだ結論に至るほどこの問題について深く考えていないようですので、再度熟考してください」と必ず述べた。つまり、議題について真剣に考えれば必ず反対意見や異論が出るはずなのに全員一致になるのは参加者が適当に考えて、多数派の意見に付和雷同するからだということである。

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