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【新・兜町INSIDE】来年は分割ラッシュか ユニクロ850万円など高額株続出

 日経平均株価がバブル後期の1991年4月以来の高水準に上昇し、最低投資金額が跳ね上がる銘柄が続出している。相場が足元の水準を維持すれば、来年は株式分割ラッシュの到来が予想される。

 典型例はユニクロを展開するファーストリテイリング。最低投資単位の100株を購入するには850万円の資金が必要だ。任天堂も100株の購入代金は550万円。日本一の高給企業として知られるキーエンスや、空圧制御機器世界首位のSMCも株価は5万円台なので、100株買うには500万円を超える予算が必要になる。大方の個人投資家は簡単に手を出せない金額だ。

 一方、東証は個人投資家が売買しやすいように、最低投資額を50万円程度にとどめるよう上場企業に要請を続けている。このため、高株価銘柄は株式分割の可能性が高いといえる。株式分割されれば個人投資家マネーの流入による株価上昇が予想される。投資のハードルが下がって相場がさらに活気づくよう、東証には高株価企業に対する「もうひと押し」に期待したい。

 【2020年11月27日発行紙面から】

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