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【渡邉美樹 経営者目線】足元の株高に違和感あり 景気回復でも日銀は苦しくなる (1/2ページ)

 日経平均株価がバブル後の最高値を更新したが、違和感しかない。コロナ禍、外食産業をはじめ実体経済は疲弊し「あきらかに不景気」だ。中央銀行が国債を買い取り、お金をばらまいた行き先が、株に向かう形で、実体をともなっておらず、投資するには先行き不安だ。

 先日ニッポン放送で、参議院時代の同期であり、元モルガン銀行東京支店長で伝説のディーラーと呼ばれた藤巻健史さんと電話対談した。

 藤巻さんは、コロナ禍で世界中が財政出動する状況で景気は良くなるが、「日本株も米国株も能天気に買ってはいけない」と警告する。

 「バイデンバブル」は、大きな政府を掲げる民主党の財政出動の期待や、ワクチン開発、景気好転を、相当先買いをしている感がある。

 かねてから日銀の債務超過を主張してきた藤巻さんだが、その危機は「明日おきてもおかしくないし、世界の景気が良くなったときも危険だ」と指摘する。

 実際に景気が良くなり米国の長期金利が上がると、日本の長期金利もつられて上がり、大量の国債を持つ日銀が莫大(ばくだい)な評価損を抱え、日銀が債務超過に陥りかねない。円に対する信用がなくなれば、円安や、インフレになる。ハイパーインフレもあり得る。その場合、公務員や年金生活者など支給額が決まっている人があおりを受ける。

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