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【新・兜町INSIDE】“テスラショック”来襲か 5兆円売りで拾い場到来も

 史上最高値更新に沸く米国株市場で電気自動車大手のテスラが暴落を引き起こす「テスラショック」が懸念されている。米国株に日本株もつれ安すれば、安値拾いのチャンスになるかもしれない。

 相場急変の元凶になりそうなのが米S&P500指数へのテスラの組み入れ。テスラは21日付でS&P500の構成銘柄に採用される。テスラの時価総額は12月2日終値で5543億ドル(約58兆円)とトヨタ自動車の3倍近くに膨れ上がった超巨大銘柄だ。

 このため、12月3週(14~18日)にはSP500連動型の上場投資信託(ETF)などがテスラを買うための他銘柄の換金売りに走るとみられる。市場筋の推計では、ざっと5兆円規模の売り物が出てくるという。

 超大型銘柄のS&P500指数採用では、2013年12月のフェイスブック以来およそ7年ぶり。ただ、一時的な需給の偏りは短期売買の好機でもある。テスラ絡みの換金売りで急落した場面は上昇局面で乗り遅れた投資家にとって期間限定のバーゲンセールになるかも。

 【2020年12月4日発行紙面から】

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